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2025/01/10 14:01


屋外で育てる!コケ盆栽に挑戦してみよう

日の光の下で元気に育つコケ盆栽に挑戦してみませんか?

季節や環境を問わず育てられるテラリウムと違い、その場所の環境次第では難しいコケ盆栽ですが、工夫をすれば意外といろいろなコケを育てることができます。

春からの季節に成長するコケも多いので、1~2月はコケ盆栽の仕込みどき。

いまから植えつけておくと、春~梅雨でぐっと成長し、失敗しにくいコケ盆栽ができます。ぜひ挑戦してみてください。

おすすめのコケの種類

湿度の高いテラリウムに向くコケと盆栽に向くコケは、微妙に異なります(どちらでもいける種類もあります)。

日当たりがよく乾燥した場所でも育ちやすいのはスナゴケ。

そのほかに、コツボゴケ、ツルチョウチンゴケ、タチゴケ、ネズミノオゴケ、ウマスギゴケなどもおすすめです。

タマゴケ、ホソバオキナゴケ、アラハシラガゴケなどテラリウムでおなじみの種類も、環境があえば問題なく盆栽で育てることができます。

ヒノキゴケやコウヤノマンネングサなど、湿度の高い森林に自生しているタイプのコケは、やや難易度が高くなります。
書籍『はじめての苔インテリア』では、どんな育て方に向いているかを網羅したコケ図鑑を掲載しています。自分が育てたいコケをチェックしてみてください。

用意するもの


用意するものは、盆栽用の鉢と苔テラリウム用ソイル。鉢底穴をふさぐための鉢底ネットもあるとよいでしょう。

ソイルを湿らせたら、テラリウムに植えるときと同じようにコケを植えつけます。
コケの下の方の茶色くなった部分は取り除いてから植えた方が、定着がよくなります。

水やりはジョウロでたっぷり&月に一度のソーキング

コケ盆栽は必ず屋外で育てます。まずは半日蔭くらいの場所に置いて、様子をみましょう。

水やりは毎日ジョウロでたっぷりと。鉢皿を敷いてもよいですが、水がたまったままにしないように気をつけましょう。

月に一度、鉢ごとバケツの水に沈めて吸水させる「ソーキング」をするとよいでしょう。

ポイントは、環境をよく見ること

テラリウムを育てる室内と違い、ベランダや庭はそれぞれの場所で環境が異なります。

うちのベランダでうまくいったからといって、お隣さんの庭でうまくいくかはわからない。

自分が育てようと思っている場所を、よく観察してみてください。日当たりになる場所、日陰になる場所、風が強く当たる場所…ひとつのベランダの中にも、少しずつ違う環境があります。

日が強すぎると思ったらすだれをかけたり、他の鉢植えの影に置いてみたり、風よけを作ったり、少しの工夫でコケによい環境が作れるかもしれません。

テラリウムに比べて「正解」がわかりづらいと思いますが、うまく育ってくれるコケを探すのも楽しいもの。

屋外にスペースがある方は、ぜひ挑戦してみてください。

動画で解説もしています

こちらの動画では、スナゴケ・ウマスギゴケ・タチゴケ・タマゴケ・ネズミノオゴケ・ヒノキゴケの6種類を、5カ月間育てた様子を公開しています。

こちらはコウヤノマンネングサを育ててみた記録。
難易度の高いコケですが、置き場所や水やりを工夫し、育てることができました。